
大田区内ゴルフ場安全対策への提言・要望書
私たちのまちは、安全で快適だろうか。災害への備えは十分だろうか。
情報は氾濫しているけれど、自分たちで調べてみることで見えてくることがある。今回は、大田区内ゴルフ練習施設など台風への備えについてアンケート調査しました。
大田区役所 建築調整課 御中
2020年2月18日
大田区消費者団体連合会所属
住むコト
代表 藤原晴子
大田区内ゴルフ場安全対策への提言・要望書
この度、当団体では昨年秋に発生した台風の被害を受けて、大田区内のゴルフ場や類似施設がどのよう な注意喚起を受けているのか、またどのような対策が取られているのかをアンケート調査いたしました。 回答件数は多くはありませんが、いろいろな課題が見えてくる結果になったと考えています。
つきましては、調査結果と当団体の考える提言をまとめましたので、ご査収いただけますと幸いです。 また、今回を契機に、台風などの自然災害に対して行政としてどのような課題を持ち、今後どのように対 応していくのかを明らかにしていただくことを要望いたします。
1.調査結果
【調査概要】
調査実施期間:2019 年 11 月
調査送付数:12 施設(ゴルフ 8、バッティングセンター1、フットサル 3)
調査回答数:4 施設(ゴルフ 3、フットサル 1)
【回答概要】 1)自治体・官庁・その他団体からの注意喚起の有無とその内容
■注意喚起の有無: あり 2 なし 2
■注意喚起の内容
・区役所より「大丈夫ですか」の電話があった
・連盟の役職についているため、全国に注意喚起する立場にあった。
大田区からも連絡があった。
2)台風 15・19 号到来時、実施した安全対策
・風速 10m→ネット 1m 下降、10m超で半分下降、15mで営業中止。あとは状況判断。柱は定期的に業者点検している。
・台風時→地面まで下降。風速 20m→1 スパン下降、25m→1 スパン下降と自動設定しているが、最近は先に手動で下降している。
・風速 20m→自動下降、25mで完全下降し、営業終了時にネットを降ろしている。
・利用者に使用中止の連絡をした。(フットサル)
3)新たに追加した安全対策
・打席の窓を全開にして風圧がかからないようにした。飛来する物品は撤去。ネットを完全降下。
・今後、定期的な鉄塔の点検、排水整備などを予定している。
・特になし(2 件)
【考察】
・大田区をはじめ、自治体・団体などからの注意喚起は十分に浸透していなかった。
・ゴルフ練習場では風速に合わせた安全ルールを決めていることが多い。一方でフットサル場など鉄柱にネットを張っている類似施設ではどのような安全ルールが設けられているのか知ることはできな
かった。
・鉄塔の定期点検についても各施設で対応が異なっている。
・大田区には既存施設を把握している部署はなく、今回は建築調整課がインターネットで見つけた区内11 施設に注意喚起を行った(国→全国ゴルフ練習場連盟宛の文書が区にも届いたことを受けて)が、 大田区が自発的に対策を講じていることは確認できなかった。
2.提言・要望
・情報管理の必要性: 今回の調査にあたり、区内のどこに該当施設があるのか建築調整課に確認しても
回答を得ることができなかった。
・危機管理体制の必要性: 国土交通省から全国ゴルフ練習場連盟に通達された注意喚起文書が大田区にも来たこと、それを区内該当施設(インターネットで調べて見つけた施設)に送ったと 聞いたが、今回の調査ではそれを認識していない施設があった。緊急事態に備えた連絡方法があるのが 望ましいと考える。
・情報公開・情報提供の必要性:近隣住民、区民に対してどこにどういう施設があるのか、またはどんな 安全対策が取られているのか、行政としてはどんな指導をしているのか、などを明らかにすることが望 ましいのではないか。