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再開発はどこ?

大田区の再開発地域はどこ!

蒲田駅周辺及び大森駅周辺は、大田区10か年基本計画「おおた未来プラン10年」において、羽田空港跡地・周辺部とともに、大田区の3つの中心拠点として位置付けています。

https://www.city.ota.tokyo.jp/kuseijoho/ota_plan/kobetsu_plan/sumai_machinami/grand_design/index.html

緑被率

ある地域又は地区における緑地(被)面積の占める割合。平面的な緑の量を把握するための指標で都市計画などに用いられる。

緑地面積は「緑地」と定義された「個々の土地」の合計面積であるが、「緑地」の定義が場合、場合により異なるので注意が必要。また、「個々の土地」の面積についても、厳密に樹木、芝、草花など植物によって覆われた部分の土地(樹木の場合、その樹冠を水平面に投影した土地)の面積のみをいう場合(この場合、緑被率ということが多い)と、樹林地や農地など「緑地」と定義された一団の土地の面積をいう場合(この場合、緑地率と言うことが多い)とがある。

なお、工場立地法や自治体の風致地区条例などでは敷地面積に対する緑地の割合を緑地面積率と定義し、一定の数値を許可の基準等として定めている。

大田区の緑被率には樹木被覆地、草地、農地、屋上緑化、河川敷草地、羽田空港草地 全て含んでおり、一見して緑がありそうな印象だが、実際はどうなのか、検証が必要ではないだろうか。

緑被率について考えてみよう

緑比率の-内訳率.jpg
東京公園面積比較

東京の公園面積は世界主要都市と比べてどうだろう!

東京都の一人当たり公園面積  6.7 (m2/人) H15.3.31現在

海外諸都市の一人当たり公園面積 (m2/人)

ロンドン 26.9(H9年度)

ベルリン27.4(H7年度)

パリ 11.8(H6年度)

ニューヨーク29.3(H9年)

資料:国土交通省資料により国土計画局作成

https://www.mlit.go.jp/hakusyo/syutoken_hakusyo/h16/images/h16syutoken_010.pdf

事例研究

取材…2021年8月17日 14:00~15:00 

池上地地区まちづくり協議会事務局長 深川氏  於:本庁舎10階 区議会議員室 

 

◉池上線は、大正11年、池上本門寺参詣客の輸送を目的に池上―蒲田間(池上電鉄、のち東急が買収))で開通。東急における最古の鉄道になる。

東急は、池上線開通90年記念事業に池上駅周辺整備を計画していたが、2008年リーマンショックにより中断。

ちなみにこの時、田園調布のテニスクラブ(現せせらぎ会館)の売却も行っている。

 

◉2011年、大田区都市計画マスタープランは、池上駅及び池上本門寺周辺を「地域のまちづくり拠点整備」にリストアップした。 *他所は、糀谷駅周辺、雑色駅周辺

◉2020オリンピックが決定したころから、東急に再び池上線記念事業計画実施の機運が生まれた。これを契機に2015年・・・池上12商店街、連合会を中心に、まちづくり構想が生じ、「池上地区まちづくり協議会」発足。 

◉協議会は、「池上地区まちづくりガイドライン」をまとめて大田区に提出した。

⇒区はこれを受けて、協議会と検討を重ね、区の各計画との整合性を図る。

2017年春ごろ・・・大田区と東急の間で沿線まちづくりを検討する機運が生じる。

2017年3月・・・東急主催「リノベーションスクール@池上」開校。

2017年12月~2018年8月・・・大田区・東急「公民連携研究会」5回開催

2019年3月・・・大田区・東急「公民連携まちづくり包括協定」締結。池上地区グランドデザイン策定

⇒観光資源を活かしたまちの活性化を主軸に、地域住民・東急・行政が協働するまちづくりが始まる。

2019年5月・・・「池上エリアリノベーションプロジェクト」開始、まちづくり拠点開設。

 

両社の課題共有・東急沿線まち歩き、ディスカッション、2泊3日のリノベーションスクールなどを開催。

 

区・東急とも部署横断で部課長クラスが参加、区長も参加、理念や課題を共有する。

 【東急の希望】=老朽化した駅舎を新しくしたい。構内踏切を廃止したいが改札口を南北に設けると人手コストがかかる。駐輪場がほしい。人流を盛んにしたい。

 【大田区の支援】=駅ビルに池上図書館移転。図書館が不便な場所にある。建物が老朽化(昭和20年代)。

◇新築する場合、補助43号線拡幅計画道路にかかっていて、十分なスペースが確保できない。

◉2020年度・・・案件を具体化。駅ビルの利便性、公共性、開館時間の延長(夜9時)によるサービスの工場などの利点と賃料の発生vs建築費の見合いも検討。結果、事業化に進める

 

*****

こうした綿密、長期にわたる話し合いやワークショップを住民、事業者、行政間で行っているケースは珍しいのではないか。本門寺の門前町として発展してきたまちの衰退が顕著な中、住民の切実な要望と折からの東急の計画、大田区の計画がうまく重なり合った駅周辺整備といえる。構内踏切の解消策によって不便さを訴える声は始めから大きくあったそうだが、バリアフリー、駐輪場の確保、交番の移転(計画道路)など将来を見据えた整備計画の前に消えたという。

 

実際に現地に行ってみた。駅ビル内には数多くに休める所があって、利用のされ方も多様性が見て取れた。図書館の利用者も多く見受けられた。それほど大きくない建物なので、フロアーを分割出店している店舗は売り上げに苦戦しそうだ。ビル外観のデザインはいただけない。

 

池上線は、池上ほか、旗の台駅(写真)、戸越公園駅が木材を使った駅舎にリメイクされている。

事例研究:東急線池上駅

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